ドラクエツアーに行って来ました:感想

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[画像はオフィシャル公演写真から →http://dragonquestlive.jp/stagephoto/]

ドラクエツアー、正直なところ不安要素がないわけではなかったんだけども
行ってみたらなんとまぁまさしくドラクエだ!!という世界でびっくり。
座席はS席の16列目で、全景より個々のみなさんがよく見える席。

とにかくそれぞれのキャスティングが素晴らしくて
このメンバーを揃えてくれたことに感謝しまくり。
勇者のキャスト決定時から、すごい勇者っぽい人が選ばれた!って思ってたけど
実際間近で見ても雰囲気が勇者っぽいってすごいよね。
優しそうな勇者様。
ドラクエの勇者だけあってショーでもあんまり喋らないんだけど
喋るとまた声が澄んでいて、ああ、勇者は16歳で旅に出たんだもんなぁ……とか
色々感慨深い。
(勇者役の松浦司さんは28歳だそうですが)

しょこたんのアリーナ。
登場シーンは、あっしょこたんだー!と思ったけれど
ぴょんぴょん跳ねるように歩く姿とか、語尾が元気な感じの喋り方とか
そもそも声そのものが、自分が小学生のころに思い描いたアリーナで
お話が進むにつれ、アリーナとしてしか見えていなかった。
しょこたんすごいよ。
アクション練習前のバレエレッスンで弱音を吐いてる姿もテレビで見ていたから
あれからどれだけ頑張ったんだろうかと、視界がマヌーサだったわ。
すごく元気でかわいいアリーナ姫で、クリフトとの絡みも
自分の記憶にあるドラクエ4そのものだった。
多分しょこたんがドラクエ4コマとかを読んで育っているから
同じ情報源で育った自分と、アリーナのイメージが一緒なんだろうな。
終盤自分のそばをアリーナが笑顔で通っていったんだけど
キラッキラしていて本当にかわいらしかった。

みんな大好きテリーは、個人的にはあんまり記憶にないキャラだったんだけど
クールなツッコミ役で、なるほど超かっこよかった。
戦闘後に剣をくるっとするのがめちゃくちゃかっこいい!
終わり間際、吹奏楽の高校生たちがはけるときに、一人一人とハイタッチして
全員を見送っていたのがとてもステキでした。
アドリブの観客いじりも、ドラクエ愛が溢れていて良かったなー。

そういえばパノンのダジャレとかのネタは毎回違うとのことだったけど
シーン……としたほうがいいのかな?っていう雰囲気があって
本気で静まり返る瞬間があったりしてちょっと心苦しかった。
ギャグがウケないっていう流れだからいいんだろうけど
あの大きな会場が静かになるって、結構なインパクトだよ。

公演が始まって間もないさいたま公演だったので、たぶんこれから
改善されていくところもあるんだろうなーとか
ここちょっと変わったらいいなーと感じる点もいくつか。

トルネコのステテコダンスは、恥ずかしがってる観客が
もう一押しで一緒に踊るんじゃないかな……?っていうところで
終わってしまったので、もうちょっとしつこくてもいいかなと。
せっかく専用のグッズも売ってるんだし。

ついでに、そのグッズのステテコパンツハンドタオルは、会場内で売ってくれたら
確実に買ったと思うので、パンフレットと一緒に売り歩いて欲しいなぁ。
パンフレットは着席後、ビールの売り子さんみたいな感じで
『冒険の書はいかがですかー』って売り歩いてくれていたのです。
私の見たトルネコは我善導さんなんだけど、トルネコのあの優しい雰囲気と
楽しい感じは、導入部にふさわしくてとても良かった。

もう一つ、物語内に観客が手拍子するようなバトルシーンがあるんだけども
会場が広い上にアリーナ席からだと高低差があるので
煽ってくれてることに気付かないことがあって、アリーナ席のほうが
ちょっと冷めてるみたいな雰囲気があって寂しかった。
これはもう見る側の気持ち次第ではあるけど、客煽りはもうちょっと
分かりやすくしてくれると、こちらも騒ぎやすいかなと。

そんな感じで、観客参加型な部分もたくさん、楽しいシーンもたくさん
でも感動するシーンは本当に極まってしまうドラクエツアー。
始まって数分で号泣するような心を持っていかれる素晴らしいショーだけど
映像作品化はしないそうなので、行ける範囲にいて迷っている方はぜひ。
全景が見えるA席でも見たいので横浜公演にも行きたいと思ってたんだけど
行けそうな日程はもう立見席しか売っていないので悔しいよ。

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